資格試験概要

一般社団法人日本コンストラクション・マネジメント協会(以下「日本CM協会」という)は、「CM方式」の普及を通じて「健全な建設生産システムの再構築」と「倫理感をもったプロフェッショナルの育成を図ること」を目標として、2001年4月に設立されました。

日本CM 協会では、次の4つを目的として、「認定コンストラクション・マネジャー資格試験」を実施しています。

1) 日本におけるCM 職能の適切な発展・普及に寄与する。
2) CM 職能を目指す人の指針となる。
3) CM に関する教育のガイドに寄与する。
4) CM 市場の適正な発展に寄与する。

資格試験の種別

CCMJ(Certified Construction Manager of Japan)
建設のプロフェッショナルとしての経験を有する者に対して、知識試験と能力試験を実施して、CM業務をなしうる者を合格とする。
ACCMJ(Assistant CCMJ)
応募者に対して、CCMJ と同様の知識試験を実施して、CM 業務を行うために必要な知識を有する者を合格とする。

尚、国土交通省が2002年2月に策定した「CM方式活用ガイドライン」では、「CM方式」とは、「建設生産・管理システムの一つであり、発注者の補助者・代行者であるコンストラクション・マネジャーが、技術的な中立性を保ちつつ発注者の側に立って、設計・発注・施工の各段階において、設計の検討や工事発注方式の検討、工程管理、品質管理、コスト管理などの各種のマネジメント業務の全部又は一部を行うもの」と定義されております。

 

資格試験の最新情報はこちらの記事をご参照ください。

1. 資格取得までの流れ

試験
受験申込受付 5月初旬 ~
受験資格の審査結果と受験票の発送 7月下旬
試験実施 8月下旬
合格発表 10月中旬

資格登録 (CCMJのみ)

資格登録は、CCMJ資格を取得するために必須の手続きです。CCMJ資格試験の合格証の有効期間中に、資格登録の手続きを行なって、CCMJ資格者証の交付を受ける必要があります。資格登録に際しては、有効なCCMJ試験の合格証を有することと、日本CM協会の会員になることが求められます。
登録申請受付 11月初旬 ~12月中旬
CCMJ資格者証の交付 4月上旬

登録更新

CCMJ登録証は交付後5年間有効です。有効期間中に日本CM協会が実施する資格登録更新制度に基づく継続能力開発(CPD)を行う必要があります。

2. 受験資格

CCMJ
次の受験資格A~Dのいずれかに該当する者のみが受験できます。
虚偽の申請が判明した際は、試験合格は無効になり、また、登録資格は抹消されます。

(1) 受験資格-A
次に示すいずれかの有効な国家資格を取得している。

①一級建築士
②一級建築施工管理技士
③一級土木施工管理技士
④一級電気工事施工管理技士
⑤一級管工事施工管理技士
⑥技術士(建設部門、上下水道部門、衛生工学部門、電気・電子部門、総合技術監理部門)
⑦建築設備士

(2) 受験資格-B

表1のイ欄の最終学歴に対応したロ欄に掲げる年数以上の実務経験(下記参照)を有する。

表1 最終学歴に対応して要求される実務経験

 

 ロ
  指定学科(注)を卒業した者  指定学科(注)以外を卒業した者 
4年制大学  実務経験6年以上  実務経験8年以上
短期大学,
5年制高等専門学校
 実務経験8年以上  実務経験10年以上
高等学校 実務経験12年以上 実務経験14年以上
その他 実務経験15年以上

 

 注)指定学科: 以下のURLを参照し、該当する学科を検索して下さい。

㈶建設業振興基金(建築関連施工管理技士試験)
http://www.fcip-shiken.jp/html/1kenshiteigakka.html

日本建設情報センター(土木関連施工管理技士試験)
http://www.cic-ct.co.jp/course/civil/#qualification

㈶建築技術教育普及センター(建築士試験)
http://www.jaeic.or.jp/shiken/jukenshikakuyoken/kmk-gkitiraninfo/kmk-1k_kkk/index.html

実務経験として認められる業務 - 建設及び開発行為に関わる業務

建設コンサルタント、設計事務所、積算事務所、建設会社、専門工事業に所属している場合
1.PM・CM、2.設計、3.工事監理、4.発注調達、5.施工計画、6.品質管理、7.予算・コスト管理、8.工程管理、9.安全衛生管理、10.環境管理、11.現場管理全般、12.技術研究開発

官公庁に所属している場合
21.建設行政、22.営繕業務

民間企業に所属している場合
31.建設調達管理、32.維持管理

大学院、大学、高等専門学校、短期大学、高等学校、研究所に所属している場合
41.建設及び開発行為に関わる研究、42.教育

(3) 受験資格-C

ACCMJ試験合格後、8年以上の実務経験(表2参照)を有する方。 知識試験から受験が必要。

(4) 受験資格-D

過去のCCMJ受験者で、知識試験のみ合格しACCMJの認定を有する方で、合格後3年以内の方 (知識試験は免除、午後からの能力試験のみ受験) 。

ACCMJ

特に、受験資格は問いません(どなたでも受験できます)。

 

 3. 試験の出題範囲

(1) 知識試験(CCMJとACCMJ)

知識試験は、CM業務を行うために必要な知識について、択一式を原則として約50問程度を出題します。出題範囲と主な内容は、以下の通りです。  また、ACCMJ合格者は、次の特別措置が受けられます。
※ACCMJ合格者の特別措置;ACCMJ合格後3年以内に、「受験資格−A,B,D」によりCCMJを受験する場合は、知識試験が免除されます。

出題範囲
CMの概要; CMの概要について出題します。
1)CMの定義、2)CMrの業務、3)CMrの必要性、4)CMrの法律的責任、5)CMrの倫理、6)その他
CMの業務; 建設プロジェクトの各段階(基本計画,基本設計,実施設計,工事発注,工事,完成後)で必要なマネジメント業務について出題します。その中で問われる主たるマネジメント要素は次の通りです。
1)全体、2)コスト、3)スケジュール、4)デザイン、5)調達、6)施工・安全、7)品質
CMの理論・技術・手法; CMに必要な理論と技術及び手法について出題します。
1)プロジェクト運営、2)発注者の事業計画、3)コスト、4)環境、5)スケジューリング、6)品質、7)リスク、8)契約、9)保険、10)その他
注)出題範囲と内容は、日本CM協会発行のCMガイドブック及び”CM業務委託契約約款・業務委託書の解説”に基づいて、およその目安を示したものです。

(2) 能力試験(CCMJのみ)

能力試験は、CM業務をなしうる能力について、以下に示す形式で出題します。

能力試験の出題形式
短文筆記 約40字から200字の文章で解答する記述式の選択問題です。
事例解決 例示された架空の建設プロジェクトについて、問題点の指摘や解決方法の提案を求める選択問題です。
経験論文 与えられたテーマについて、自らの経験に基づいて論述する問題を1問出題します。