プロジェクトレポート
projectⅡバンヤンツリー東山・京都プロジェクト
規制だらけの敷地課題をクリアし、
京都の魅力を発信する初進出ブランドのホテルを実現
- ポイント1 発想の転換でネガティブな条件からも付加価値を創出し、事業収益性を向上
- ポイント2 CMrとホテルPMの一体推進により、事業者と運営者の双方に踏み込んだ支援

- 株式会社山下PMC管理統括本部 経営戦略本部 知財・AI開発部
チーフプロジェクトマネジャー佐藤 智香
テーマ1発注者がCMrに求めたことは?
計画地の霊山地区は、京都を代表する観光名所である東山の山麓にあり、市街地を一望できる絶好のロケーションに位置している。同時に、周辺には高台寺・八坂神社・清水寺などの歴史的建築物が点在しており、京都の景観形成上も重要なエリアとなっているため、美観地区、風致地区等の開発上の厳しい各種制限がある開発難易度の高い土地であった。また、敷地の一部は土砂災害特別警戒区域にも指定されており、開発行為への慎重な対応が求められた。計画するホテルは、独創的なデザインと高品質のサービスで、ハイエンド層をターゲットとしたラグジュアリーブランドとして世界に展開していたが、日本では初進出の案件であった。
プロジェクトの成功に向けて事業者から、①東山の懐、高台寺に近接する計画地の事業ポテンシャルを最大限に引き出すこと、②魅力ある商品企画により事業性を高めること、③霊的な土地の開発に対する理解と、厳しい法令制限の解決を得ること、④日本初進出の外資系ブランドを円滑に導入すること、が求められた。特に、事業者と運営者の意思決定のタイミングとクリティカルパスが異なるため、双方の要求を統合したマネジメントが不可欠であった。