メルマガ担当より
プロジェクトをご担当された株式会社 山下設計の宮嶋様よりコメントを頂きました。
Question:
山下設計様と山下PMC様の協力体制の下、CMrチームをハード面とソフト面の2チームに分けてプロジェクトを進められています。
よろしければ、CMr側でチーム体制を分けたことで実感されたメリットや苦労された点についてお聞かせいただけますでしょうか?
Answer:
今回のプロジェクトは、30万㎡の大規模な研究所を短期間でマルチテナント化にするという、難易度の高いプロジェクトでした。マルチテナント化のためには、既存の研究部門の集約・統合が必要であり、研究者と詳細にヒアリングを行い、基本計画や移転計画を作成する必要がありました。また、並行して、ゼネコンなどの設計施工者や実験機器メーカーなどへの発注支援やマルチテナント化のための貸方基準の作成支援など、ソフト的な業務も多く必要でした。そのため、基本計画の作成などハード面を担当する主に山下設計側のチームとソフト面を担当する主に山下PMC側のチームに分けてプロジェクトを進めました。
メリットとしては業務を分けることで各々の業務に集中することができ、プロジェクトを円滑に進めることができました。各々の得意分野を活かしたチーム構成であり、専門性の高い部分もより深い協議を関係者と行うことができました。2つのチームの情報共有は定期的な打ち合わせを持つことで図っていました。今回のプロジェクトでは2つのチームに分けたことで苦労したことはなかったですが、情報の共有をどのように円滑に行えるかがポイントだと思います。
このプロジェクトを通して、CMrのチーム体制について新しいかたちを実感できました。今回のお話も、メルマガをご覧になっている皆様にとって大変有益なものであると思います。
宮嶋様、ありがとうございました!
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