メルマガ担当より
プロジェクトをご担当された株式会社山下PMCの池上様よりコメントを頂きました。
Question:
このCM業務の特徴として、建築整備の数の多さと土木整備もマネジメントされた点があると思います。
今回、工事フェーズに応じて「サイトコントローラー」を配置し、引き継いくことで事業全体のマネジメントを成立されていますが、これを遂行されるために工夫や努力されたことをご教授いただけますでしょうか?
Answer:
これまで国体と呼んでいた国民体育大会が、2024年の佐賀県大会から「国スポ・全障スポ」と名称が変わり、その会場整備をCMプロポーザル応募からアリーナ竣工後の開業準備まで6年近く関わったプロジェクトです。
工夫や努力した点は、わたしたちCMのマネジメント対象に “オーバー・ザ・フェンス” の考え方を持ち込み、最後までやりきったことかと思います。多くの工事を同時に進めるなかで、それぞれの工区のことだけでなく、”工事仮囲いの内側と外側の双方に気を配った現場運営” を徹底するために、現場常駐を前提としてゼネコンJV主幹事から専任者を選出してもらいました。
具体的には、工事フェーズごとに変化していく建設資機材のゲート・ヤードの調整や各工区の工事車両ピークの把握・分散、現場プロモーションとしての仮囲いアートや現場見学会の企画・運営まで、発注者・CMr・サイトコントローラーとともに現場運営をしてきました。
竣工後にわたしは1級建築施工管理技士の要件(指導的立場で5 年以上)を満たしたことから受検・合格しCM出身者としては珍しく? セコカンの資格を得ることが出来ましたが、今後もCMrとして発注者・現場代理人(所長)とともに工事を円滑に進めるための仕組化をもっともっと考えていきたいと思います。
このプロジェクトを通して、新たなCMrのキャリアの可能性を伺うことができました。今回のお話も、メルマガをご覧になっている皆様にとって大変有益なものであると思います。
池上様、ありがとうございました!
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