コラム『CM事始め』(第2回)

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CMアソシエイトにご登録の皆さま、こんにちは!
「CM事始め」担当のPAZです。第2回目のコラムをお送りしますので、どうぞご覧ください。

まずは前号から引き続き、公共事業におけるCM方式について日本CM協会が全国各地で開催している自治体向けセミナーでの資料から、そのシートの概要について皆さまにお伝えします。

●1 枚目のシートは「CM(コンストラクション・マネジメント)方式とは」です。

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CMrは発注者の目標を達成するため、建設プロジェクト推進に必要な様々な行為を直接的、間接的に支援する役割を担います。事業着手前の段階と事業後の運営管理段階においてもその必要性が求められてきているという点にもご注目ください。

発注者の状況によってCMに求められるニーズは千差万別。専門家としての技術力や助言を期待される時もあれば、単純に資料作成など業務量の不足をサポートすることを期待される時もあります。もちろんその両方のケースも。
CMに携わる私たちは、様々なご要望に応えるために日々研鑽を積んでいますし、毎年その功績を評価するアワード「CM選奨」を実施し、サービスレベルの向上を目指しているのです。ぜひCM選奨2019もご覧ください!

●2 枚目のシートは「CMrの位置づけと導入のメリット(CM方式)」です。

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従来の発注の仕組みであれば、「発注者」「設計者」「施工者」とそれらをつなぐ契約のみですが、CM方式を採用された場合はこのシートのようにCMrが発注者のすぐ脇にいて、【CM方式の特徴】に記載のような導入メリットを達成するためのCM業務を行います。
赤点線のマネジメントとは、厳格に管理するというだけではなく、事業への各参画者がそれぞれの力を発揮しやすいような準備と役割分担を明確にするイメージをお持ちください。

●3 枚目のシートは「CMrの業務の概要」です。04

このシート、ぜひ一度くまなくご覧ください。様々なことが見えてくると思います。
とくに補足したいところは「選定・発注行為」が強調されている点でしょうか。多様な発注方式の中から選択する、様々な発注条件を確定する、多くの候補企業から一社を特定する、などなど発注者は常に判断を迫られますよね。私たちはそれら一つ一つを成功に向けて行えるよう、ご支援していこうと考えているのです。

もちろんCM業務は誰にでもできる仕事ではありません。
日本CM協会では建設のプロフェッショナルとしての経験を有し、知識試験と能力試験に合格した者を「CCMJ(Certified Construction Manager of Japan)」として認定しています。CCMJは9月20時点で992名登録されています。CM資格試験の概要をお知りになりたい方はこちらをご参照ください。

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それでは最後に、6月25日の熊本大学、9月11日の武蔵野市でそれぞれ行われた「自治体向けセミナー」に対応した当協会普及広報委員会のタイガー氏にヒアリングした内容をお伝えします。

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第3回「CM事始め」では、セミナー資料のご紹介と、協会主催イベントの状況などをお伝えしたいと思います。楽しみにお待ちください!