コラム『CM事始め』(第4回)

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CMアソシエイトにご登録の皆さま、2020年、明けましておめでとうございます。
本コラム「CM事始め」担当のPAZです。いつもご覧いただきありがとうございます。
今年も皆さまに有益な情報を提供できるようがんばります!

第4回目のコラムをお送りしますので、どうぞご覧ください。

まずは日本CM協会中井会長の2020年年頭所感をご覧ください。

 中井会長の年頭所感

後段に「CM活用拡大の現在にあって、(中略) CMの高度なスタンダードを整え、高い質を保証していくことは、CMに関する唯一の団体である私たちの責務と考えています。」と記載されています。
2020年はCM協会、CM業務を提供する関連各社がさらに一体となって研鑽を積み、CMを活用される事業主様のプロジェクトを確実にサポートしていきたいと思います。
CMアソシエイトの皆さま、お近くの方々に、CMアソシエイトへの登録を呼びかけていただければ、本当にありがたいと、委員一同心から考えています。よろしくお願いいたします。

さて前回コラムより、実際に4年間かけて行われた小学校建替え事業を題材にCM業務の内容に踏み込み、業務の効果などをご紹介しています。
(この段は前回の繰り返しになりますが)事業は1年目で条件整理と設計者選定を行い、2年目が設計期間、3、4年目が本体工事の発注と工事期間でした。
この自治体では工事の発注までを事務系職員が担い、着工以降は技術系職員が引き継ぐという特徴があり、工事や竣工後の施設運営情報を建設計画に活用することを重視されていました。また、今後続く学校建替え事業を効率よく実施するため最初の事業で標準化したいというご要望があったようです。

1、2枚目のシートは「CMrの業務内容と効果」です。

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3年目は工事発注の準備を行いました。工事段階の品質確保という点ひとつとっても、「発注自治体監督員、CM、工事監理者がどのような役割をそれぞれが担うのか」を改めて検討するなど、CMが積極的に支援し、これまで当たり前だったことを再点検、再設定する機会となりました。

2枚目にご覧いただけますように、今後の同様の小学校建替え事業の際、自治体内で行う業務を基本構想段階、基本計画段階や設計段階、工事段階ごとに可視化しました。それぞれの期間の中で必要となった帳票や参考となる情報を整理し、標準モデルとして一元化できたことが評価されたと同時に、地元施工業者の技術力育成に寄与したと評価いただいたとのことです。事業期間を通じて自治体職員とCM、設計者、施工者が協同して役割を果たすことの重要性を感じますね。

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 ※CM業務市場調査アンケート結果

今回もさいごまでご覧いただきありがとうございました。
第5回「CM事始め」もCM関連のさまざまな情報をお伝えしたいと思います。楽しみにお待ちください!