2023年度 北信越支部_公共CM活用セミナー
8月25日に富山市で開催された公共CM活用セミナーの報告です。
昨年度より、北信越支部は地方の自治体に向け、盛んに普及活動を展開しています。
民間では、都会を中心にしてCMの広がりには目を見張るものがある一方、地方ではなかなか普及が進まない状況です。特に北信越地域、中でも北陸三県では、公共CMの実績が未だゼロのため、支部長が中心になり自治体訪問を数回重ね普及に努めています。
当セミナーは、テーマを「農山村地域の小規模な自治体におけるCM方式の活用」とし、国土交通省及び富山県の後援を受けて開催しました。
第一部では、地域固有の課題解決に向けた事業推進体制の構築、入札契約方式の実施等として「山梨県丹波山村における新庁舎建設計画および地方創生関連事業」、及び施設整備を通じた地方創生・地域活性化、市民の合意形成の支援等にもCMrが取り組んだ業務実績として「兵庫県養父市民交流広場YBfab整備工事」の二つの事例を発表していただきました。講師は、丹波山村の中村様、(株)山下PMCの高木様、養父市の山内様、阪急CM(株)の高草様にお願いしました。
第二部は国土交通省_不動産・建設経済局_建設業課_入札制度企画指導室の津國課長補佐より、「CM方式に関わる国土交通省の取り組み」をご講演して頂きました。
第三部では、CM協会の川原会長と堂田支部長の司会で講師及び参加者を交えた座談会を行いました。各講師は、事業を経験した中で考えたことや感想などを話していただきましたが、忌憚のない発言により本音が垣間見えてとても意義深い座談会になりました。特に自治体関係者からはCM方式に対する前向きの感想を聞くことができました。
参加者は、以下の通りです。
会場参加は28名、リモート参加は27名(自治体関係者4名)
- 会場風景
- パネルディスカッション