大阪府建築士事務所協会 CM協会関西支部合同セミナー

大阪府建築士事務所協会 CM協会関西支部合同セミナー

 2023年11月29日「大阪府建築士事務所協会 CM協会関西支部合同セミナー」を開催いたしました。

 2協会連携開催に至った経緯は、建設事業の複雑化に伴う標準業務外の業務量が益々膨大になっていること、また、透明性や説明責任が必要とされていることに対し、発注者側に立って建設事業をマネジメントするCM方式の採用、CMrが参画する建設事業がさらに増えることが予想される中、設計者としてCMrが参画する建設事業を円滑に進めるため、また設計事務所自身がCM業務を受注する可能性を考えると、CM方式を把握しておくことが重要なことだと捉え、日本CM協会関西支部の呼びかけにより大阪府建築士事務所協会との合同セミナーが実現いたしました。

 セミナーでは、日本CM協会に所属する設計事務所によるCM業務事例とCM業務受注に向けた取り組みをご紹介いたしました。具体的には、第一部「なぜCMが拡がっているのか? その役割や機能についての説明」、第二部「設計事務所によるCM導入事例」、第三部「パネルディスカッションと質疑応答」の三部構成で行いました。

 第二部「設計事務所によるCM導入事例」では、事例①「I税理会計事務所新築CM業務」を CM協会北信越支部 柴草様(日本PMコンサルタンツ)、事例② 「某企業の生産技術研究所施設基本設計及びCM業務」をCM協会関西支部 山田様(安井建築設計事務所)、事例③ 「某医師会医療センター建替工事CM業務」をCM協会九州支部 八島様(志賀設計)、事例④「髙島屋東別館リノベーションプロジェクトCM業務」CM協会関西支部 古塚様(昭和設計)をご紹介頂きました。具体的なCM手法をご説明頂き大変参考となる内容でした。

 参加者は、大阪府建築士事務所協会会員44名(会場参加12名、WEB参加者32名)、CM協会会員20名(会場参加3名、WEB参加者17名)となり、会場では参加者・登壇者らによるコミュニケーションが取られ賑わいと活気を感じられました。