九州支部_公共CM活用セミナーレポート
2024年度九州支部_公共CM活用セミナーを10月18日(金)に開催しました。今回もCM方式に関心をお持ちの自治体、更には設計事務所・建設コンサルティング会社等の方々に CM方式の最新動向と業務領域拡大の参考となるように「多様な入札契約方式の導入における留意点」をテーマに「多様な入札契約方式の導入・活用における国土交通省の取組み」、「CM方式活用+ECI方式導入による公共施設の整備事例」、「多様な入札契約方式の導入における留意点に関する座談会」の三部構成で実施しました。
参加者は会場参加26名、WEB参加4名と若干小規模ながら参加者や講演者の活気みなぎるセミナーとなりました。
開会に先立ち八島支部長から、近年、自治体からもCM方式に関して興味関心が寄せられるようになっており、CMの普及に邁進したいと挨拶されました。
本セミナーは、国土交通省の後援を得て、「多様な入札契約方式の導入・活用における国土交通省の取組み」について国土交通省 不動産・建設経済局 建設業課 入札制度企画指導室の安達課長補佐よりご講演頂きました。
続いて、CM方式活用+ECI方式導入による公共施設の整備事例として「やぶ市民交流広場YBfab整備プロジェクト」について阪急コンストラクション・マネジメント株式会社の高草CMグループ長よりご紹介頂きました。地方の市民交流広場の建設にCM方式を活用してECI方式の導入を選択した事例を詳細に説明して頂き、今後、九州地域においても活用できそうな事例で、大変参考になる事例でした。
座談会では「多様な入札契約方式の導入における留意点」をテーマに、講演頂いた登壇者の方に加え、CM協会・川原会長と九州支部・八島支部長を交え、中央と地方がコンソーシアムを構築して地域に根付くCM活用について具体的に意見を交わしました。更に、参加頂いた地方自治体の担当者からも人材不足や入札不調対応としてのCMの活用に期待を寄せているとの意見がありました。
- 写真 開会挨拶をされる八島支部長
- パネルディスカッション