2024年度 九州支部 公共CM活用セミナー@那覇
2025年2月6日(木)「九州支部 公共CM活用セミナー@那覇」を中小企業振興会館にて開催しました。本セミナーは、当協会主催で、国土交通省、沖縄県建築士事務所協会、沖縄県建築士会、日本建築家協会沖縄支部の後援のもと、CM方式の活用事例やその展開についての理解を深めることを目的として開催されました。
参加者は、会場参加25名、Web参加11名、自治体関係者は会場とWeb合わせ計13名が参加しており 、公共CM方式の関心の高まりが伺えました。
第1部では、「CM方式に関わる国土交通省の取組み」について、国土交通省 不動産・建設経済局 建設業課 入札制度企画指導室 課長補佐 酒井大斗様より、最新の施策や公共CMの重要性についての講演が行われました。
第2部では、「CM方式の導入事例」として、
「沖縄科学技術大学院大学の施設整備におけるCM業務」
株式会社サトウファシリティーズコンサルタンツ 代表取締役 佐藤隆良様
「泉大津市立病院の施設整備におけるCM業務」
株式会社プラスPM CM部 小川直人様 藏岡秀至様
の二つの事例が紹介されました。
沖縄科学技術大学院大学の施設整備では、開催地域である沖縄県内の事例として、コスト削減のためのVE提案や、現地の市況の予測の重要性について解説が行われました。
泉大津市立病院の施設整備では、自治体病院と民間病院の二つが一体的に開発・運営を行うプロジェクトにおいて、CMrが果たした合意形成支援、発注支援、品質・コスト・工程管理の各支援のポイントについて具体的な解説がありました。
第3部では、「市町村及び県によるCM方式活用の多様な展開」と題し、CM協会九州支部長 八島英孝をファシリテーターに、第1部・第2部の講師に加え、CM協会会長 川原秀仁を交えた質疑応答が行われ、CM方式の導入に関する疑問や、今後の展開、課題について活発な意見交換が行われました。