鹿児島大学大学院でPM/CMを特別講義

鹿児島大学大学院理工学研究科が実施する『先端科学特別講義』として、昨年に続き2024年度もPM/CMが選ばれました。7月10日、普及委員会は講師4名を派遣しPM/CMの概論及び事例を同大学の稲盛会館で講義しました。
大学院の受講生は、建築学専攻のみならず、機械工学、情報・生体工学、電気・電子工学、土木・化学系、理学専攻、博士課程に亘る総勢240名に及びました。

建築学の小山雄資准教授の司会進行により、下記内容の特別講義が180分間行われました。

マネジメント概論
―PM/CMの歴史と現況― 講師:村田達志 (山下PMC)
PM/CMの業務体系
―コンストラクション・マネージャー(CMr)の役割― 講師:吉田敏明(三菱地所設計)
事例研究①
―横浜市新庁舎の整備におけるPM/CM ― 講師:虎谷 彰(山下PMC)
事例研究②
―鹿児島市交通局跡地 多世代交流複合施設における設計監理者によるプロジェクトの推進― 講師:青柳武宣(三菱地所設計)
質疑応答

受講生や司会者からは、「発注者によってPM/CM委託業務の内容は変わるのでしょうか?」、「鹿児島の事例は民間発注者で設計監理者にCMr/PMrの兼務を委託されたのでしょうか?」など活発な質問がありました。
「委託内容は、発注者のニーズによって変わります。」、「鹿児島の事例では、ホテルPMについてはPMrとして民間から発注されました。病院とエネルギーセンターのCM業務は、設計者が業務推進の延長で行いました。」などの応答がなされました。専攻工学を問わず新たな職能としてのPM/CMに対する関心の高さが伺えました。

鹿児島大学大学院でPM/CMを特別講義
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