プロジェクトレポート
projectⅠ読売ジャイアンツ南山ファーム球場新築工事における
事業者の自主的な発注体制を実現するための支援業務
分離、コストオン工事発注項目の最大化による事業者メリットの創出
- ポイント1 運営に関わる要素が多い工種について、ベンダー業者と球団との直接のコミュニケーションを円滑化し、仕様の正確な把握、それに伴うコスト圧縮を実現
- ポイント2 コストオン工事、別途工事の責任区分の明確化による設計事務所と協力した現場管理体制


- シービーアールイー株式会社 プロジェクトマネジメント及川 直哉
- 益子 直弥
テーマ1発注者がCMrに求めたことは?
読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社が、東京都稲城市のよみうりランド遊園地に隣接するエリアで計画した「TOKYO GIANTS TOWN」(東京ジャイアンツタウン)の構想の核となるファーム球場建設のプロジェクトである。球場の他、水族館や飲食施設の建設と、地域に根付いた周辺開発を含めたプロジェクトであり、その第1フェーズとして球場建設の支援を行った。発注者としては、これまでの球団として行ってきた施設運営ノウハウを活かし、分離・コストオン発注による事業者が直接ベンダー業者とコミュニケーションをとることで仕様を把握し、運営の質を高めた発注方式をとることを望んでいた。同時に、建築費の高騰に対して、事業予算に見合うよう、より細やかな予算コントロールを望まれており、コスト管理のサポートするための業務をCM会社である弊社が受託した。