CMAJフォーラム開催レポート

第104回CMAJフォーラムが5月13日(木)にオンラインで開催されました。
ウィズコロナを考慮し、今年度のCMAJフォーラムも昨年度に引き続き、オンラインでのリモート講演を実践しています。

今回のフォーラムは、日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社 代表取締役社長の水野和則様を講師にお迎えし、『w/コロナ時代においてCMrがやるべきこと』という演題でお話をいただきました。参加者は、CM専門会社、設計事務所関連所属の会員を中心に、261名のご参加をいただきました。

講演の中では、コロナ禍、気候変動の状況下にあって「我々は何をすべきなのか」について、お話を頂きました。具体的には「サステナブル」「利他的」「三方よしに対して四方よし」の視点から、再生可能エネルギー、木質材料利用、リノベーション/コンバージョン、CRE等多岐に渡るテーマにおいて、講師が経験された豊富な業務実績のご紹介とともに、CMr個々人が考えるべきことの示唆を頂きました。

講演後は、WEBチャットを利用した参加者との質疑回答を行い、大変有意義な会となりました。

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第103回CMAJフォーラムが3月2日(火)に開催されました。
今回のフォーラムは、国土交通省 不動産・建設経済局 建設業課 入札制度企画指導室 課長 補佐 林 孝光様を講師にお迎えし、『公共CMのツボ ―国交省に聞く!CMRが押さえるべき CM活用ガイドラインのポイント―』というテーマでお話をいただきました。
CM専門会社、設計事務所関連所属の会員を中心に、過去最多の応募者480名の申込みを いただきました。
講演内容としては、発注者体制の補完手法のひとつとしてCM方式の活用を図る際の参考 となるよう整理した「地方公共団体におけるピュア型CM方式活用ガイドライン」を中心 に、公共発注者における入札契約制度を取り巻く環境・課題等の背景を踏まえてご説明い ただきました。実データを基にした分析やガイドラインのポイントの解説等、国土交通省 様ならではの視点で貴重なご講演をいただきました。
今回は初の試みとなる質疑応答形式を取り入れることで、積極的な質疑応答が行われ、大 変充実したフォーラムとなりました。

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配布資料

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第102回CMAJフォーラムが1月20日(水)に開催されました。

今回のフォーラムは、株式会社プラスPM 代表取締役社長の木村讓二様、及びPlus PM Consultant Sdn.Bhd General Managerの森野祐介様を講師にお迎えし、『グローバル時代に向けたPM, CM  ~海外プロジェクトを通してCMの将来像を探る ~』というテーマでお話をいただきました。

CM専門会社、設計事務所、総合工事会社関連所属の会員中心にonlineフォーラムの利点を活かしたマレーシアからのライブ配信ということもあり、これまでにない応募者421名の申込みをいただきました。

講演内容は、株式会社プラスPMさんの発展の中での海外進出の背景に引き続き、アセアンにおける建設習慣の日本との違いとグローバル企業に対するPMCM業務のマーケットの現状を、実際に行われたプロジェクトのご紹介と共にご説明いただきました。

日本のゼネコンとは異なり限定的に施工業務を行う海外ゼネコンとのプロジェクトにおいて、PMCM会社が必要とされてきた役割を理解することは、グローバル市場だけでなく変化する日本の建設事業におけるCMrの担うべき将来像を考えさせてくれる貴重なヒントになったのではないでしょうか。

今回も積極的な質疑応答が行われ、充実したフォーラムとなりました。質疑応答の方法につきましては、よりわかりやすい形で改善を図ってまいります。

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第101回CMAJフォーラムが12月1日(火)に開催されました。

今回のフォーラムは、エーユーエム構造設計株式会社 ・ 株式会社まちもりの代表取締役 濱尾 博文様をお迎えし、『地方設計事務所の開拓エリア  ~ CMrと共に挑む新たな市場 ~ “ CM需要があるのに受ける人材がいない 地方こそ多くのCMrを必要としている ”』というテーマでお話をいただきました。

CM専門会社、設計事務所、総合工事会社関連所属の会員中心にweb配信ということもありこれまでにないほどの首都圏以外からの応募も多く253人の方にご参加いただきました。

講演内容は、激変する建築市場の波に揉まれる「地域密着型の設計事務所」は、実績と優れた設計手法だけでは勝負が出来ず、建設プロジェクト初期段階からのマネジメント能力を持たない限りやがて埋没していく運命にある状態に対抗する1つの手段として、社内でCMrを育てながらPJ企画から工事完成まで一貫して発注者目線で建設プロセスをマネジメントするという新たなビジネスモデルを実例とともにご紹介いただきました。

「地域密着型の設計事務所」でしか出来ない新たな建設市場が、皆さんの活動エリアにも沢山埋まっていることに気付いていただけたのではないでしょうか。

今回も積極的な質疑応答が行われ充実したフォーラムとなりました。

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