メルマガ担当より
プロジェクトをご担当されたコンストラクション・マネジメント オフィス 川清商店の篠塚様よりコメントを頂きました。
Question:
住宅という比較的小規模の建設プロジェクトで発注者に寄り添いCMrとしての技量を遺憾なく発揮されたという、まさしくCMの裾野を広げた事例だと思います。
発注者に寄り添うことと述べ約80時間という短い時間で成果を挙げることを両立されるために特に注意を払われたことについてお聞かせいただけますか?
Answer:
おっしゃる通り、発注者に寄り添い、不安のすべてに対応していると、どんどん業務時間を使ってしまいます。そうならないよう私が心がけたことは、発注者の不安や困りごとを先読みし、CMrの支援の内容を、発注者に理解いただけるよう、わかりやすく説明したことです。
具体的には、発注者が不安に思うことを、しっかり聞き取り最優先課題として提示しました。本プロジェクトでは、①信頼できる設計施工者の選定 ②改修要望の整理と施工者への的確な伝達 ③居ながら工事のスケジュールの見える化 の3点でした。受注前に発注者としっかり話し合い、これらのことを理解したうえで、業務を始めることができました。そしてCMrが理解した内容を業務メニューとしてまとめ、CMrが提供する業務内容を発注者によく理解してもらうよう努めました。
また、時間を効率化するために、打合せ等のスケジュールを明確にし、予定通りプロジェクトを進めることも心がけました。
これらのことは、現在、他のプロジェクトでも、同じように進めており、小規模プロジェクトでも、顧客満足度を上げ、経済的に成立できております。
今後も、小規模プロジェクトでCMrが活躍できる場を広めることにチャレンジしていきたいと思っています。
このプロジェクトを通して、CMが今後より広い範囲で社会に貢献していく可能性を実感できました。今回のお話も、メルマガをご覧になっている皆様にとって大変有益なものであると思います。
篠塚様、ありがとうございました!
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