受験要件
CCMJ
CCMJを受験される方は、建設プロジェクトにかかわる3年以上の実務経験が必要です。実務経験の申告にあたり虚偽の申請が判明した際は、試験合格は無効になり、また、登録資格は抹消されます。
表1 実務経験として認める業務例
想定される 主な業種 | 建設プロジェクトに 関わる業務 |
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CM 会社、建設コンサルタント、 設計事務所、積算事務所、 建設会社、専門工事会社など |
1.PM・CM、2.設計、3.工事監理、 4.発注調達、5.施工計画、6.品質管理、 7.予算・コスト管理、8.工程管理、 9.安全衛生管理、10.環境管理、 11.現場管理全般、12.技術研究開発 |
官公庁 | 21.建設行政、22.営繕業務 |
民間発注者・ 不動産(開発・仲介)など |
31.建設調達管理、32.維持管理、 33. プロジェクト管理 |
大学院、大学、高等専門学校、 短期大学、高等学校、研究所など |
41.建設及び開発行為等に関わる研究や教育 (教授、講師、教師等としての実績) |
※業種に関わらず、建設プロジェクトに関わる業務経験であれば、実績として認める。
※「41.建設及び開発行為等に関わる研究や教育」には、学生としての研究は含まない。
ACCMJ
特に、受験資格は問いません(どなたでも受験できます)。
試験の出題範囲
知識試験(CCMJとACCMJ)
知識試験は、CM業務を行うために必要な知識について、択一式を原則として約50問程度を出題します。出題範囲と主な内容は、以下の通りです。また、ACCMJ合格者は、次の特別措置が受けられます。
※ACCMJ合格者の特別措置;ACCMJ合格後5年以内にCCMJを受験する場合は、知識試験が免除されます。
出題範囲
CMの概要 CMの概要について出題します。
- 1)CMの定義
- 2)CMrの業務
- 3)CMrの必要性
- 4)CMrの法律的責任
- 5)CMrの倫理
- 6)その他
CMの業務 建設プロジェクトの各段階(基本計画,基本設計,実施設計,工事発注,工事,完成後)で必要なマネジメント業務について出題します。
その中で問われる主たるマネジメント要素は次の通りです。
- 1)全体
- 2)コスト
- 3)スケジュール
- 4)デザイン
- 5)調達
- 6)施工・安全
- 7)品質
CMの理論・技術・手法 CMに必要な理論と技術及び手法について出題します。
- 1)プロジェクト運営
- 2)発注者の事業計画
- 3)コスト
- 4)環境
- 5)スケジューリング
- 6)品質
- 7)リスク
- 8)契約
- 9)保険
- 10)その他
注)出題範囲と内容は、日本CM協会発行のCMガイドブック及び”CM業務委託契約約款・業務委託書の解説”に基づいて、およその目安を示したものです。
能力試験(CCMJのみ)
能力試験は、CM業務をなしうる能力について、以下に示す形式で出題します。
能力試験の出題形式
- 事例解決 設問で設定した建設プロジェクトについて、問題点の指摘や解決方法の提案を求める記述式問題です。
- 経験論文 与えられたテーマについて、自らの経験に基づいて論述する問題です。
過去の試験問題
過去の試験問題を掲載した当協会の機関誌バックナンバーを販売しています。詳しくは「出版物」のページをご覧ください。