- 注1 第7講座の会場は、ビジョンセンター田町202会議室です。
- 注2 昼食の時間は13:00~13:50の50分です。できるだけ弁当等をお持ち下さい。
2020年5月17日(日) 「CMrが知っておくべき建物評価と施設管理」
午前の部 (10:00~13:00)
講師紹介
楠 浩一(くすのき ひろかず)
株式会社竹中工務店 FM本部
本部長付施設事業支援(DD担当)
- 1979年 竹中工務店 入社
- 1980年 生産管理部門及び情報システム部門を経て、各種開発プロジェクトに参画。
- 1998年~ 外資系金融機関による国内不動産の購入・売却ニーズに対応して、DD業務を組織的に対応する部門を立ち上げ、各ファンド・J-REITの組成等を支援。
国内でのDD業務におけるエンジニアリング・レポート(ER)のデファクトスタンダード策定に寄与し、国内外のER作成においてもその活動領域を拡げて現職に至る。
資格・所属団体等
- 認定コンストラクション・マネジャー(日本CM協会会員)
- 一級建築士
- 建築コスト管理士・建築積算士(日本建築積算協会正会員)
- 日本建築学会会員
著書
- ・「不動産投資・取引におけるエンジニアリング・レポート作成に係るガイドライン」
- ・「不動産リスクマネジメントのためのERハンドブック」
- ・「建築物のライフサイクルマネジメント用データ集」 (ロングライフビル推進協会(BELCA):共著) 他
主たる活動等
国交省 各種委員会、国土交通大学校「建築保全・評価研修」講師、不動産証券化協会(ARES)「協会認定マスター研修」講師、日本不動産鑑定士連合会「証券化対象不動産鑑定評価基準」委員、(BELCA)「ER作成者連絡会議」幹事長 他
カリキュラム紹介
「建物評価とリスクマネジメント及び資産価値評価」
- 講義
- 昨今、CM業務が川上側に拡大するに連れ、不動産・建物取得等の投資判断や、建替えor改修等の事業計画判断にCMrが携わるケースが増えてきています。またCMとして計画に携わる不動産・建物についても、建物評価の視点を理解したうえで計画を行うことで、資産価値の持続に資することができるといった内容を解説します。 本講座では、 ①DD・ERとは何か ②ERで調査する建物評価の内容と各種リスクについて③中長期修繕・更新コストと再調達価格の基本的な考え方について講義いたします。
- ワークショップ
- 講義内容等をふまえて、
- WS1: 仮想の不動産・既存建物を取得するPJを例示し、考えられる潜在的・顕在化リスクと発生可能性の大小等々を評価して頂きます。
- WS2: 仮想建物について、中長期修繕・更新コストと再調達価格を概算し、CMrとして発注者に建替or改修のどちらを提案すべきか検討して頂きます。
午後の部 (13:50~16:50)
講師紹介
岡 廣樹(おか ひろき)
一般社団法人日本リノベーション・
マネジメント協会 会長
- 1973年 永大産業株式会社ハウス研究所入所
- 1978年 近鉄不動産株式会社入社
- 2006年 日本コンストラクション・マネジメント協会 関西支部長
- 2012年 一般社団法人日本リノベーション・マネジメント協会 会長
インハウス・エンジニアとして研究開発、建築生産、CM、維持保全に携わってきた。
資格
- 一級建築士
- マンション管理士
主な著書
- ・「CMガイドブック、改定版、第3版」(CM協会:共著)
- ・「はじめてのマンション大規模修繕―「価格開示方式」が管理組合を救う」(東洋経済新報社)
- ・「そこが知りたい マンション大規模修繕Q&A 」(鹿島出版会:監修著)
主な研究
- 「超高層集合住宅の地震災害リスクマネジメントに関する研究」(京都大学との共同研究)
カリキュラム紹介
「施設管理という視点で建設プロジェクトで留意すべきこと」
- 講義
- 建物の完成は、発注者にとって出発点であり、その建物の活用を通じて事業を行います。 このため、本講座では、発注者のパートナーとなるCMrには、建物の竣工が主要な目的となる設計者・施工者以上に、事業を滞りなく推進するための建物の維持運営を見越した視点が必要であることを学習して頂きます。
- ① 維持運営段階でのファシリティコスト
- ② 施設運営管理体系
- ③ 施設管理の視点から注意すべき建物計画の例
- ④ BEMSやBIM連携等の施設管理ツールの現状と将来
- ワークショップ
- ワークショップでは、仮想の施設計画を例示し、
- WS1: 業務範囲及び仕様書を教材として、その内容の是非について検討して頂きます。
- WS2: CMが施設維持管理の視点から設計者に確認すべき事項やアドバイスを検討して