第48回CMAJフォーラムが2/24(月)18:30~開催されました。講師として東京大学の小澤一雅教授をお迎えし、「震災復興CMプロジェクト制度設計の狙いと展望」について講演していただきました。
本部の参加者42名に加え、インターネット中継で関西支部から8名、九州支部から7名が参加しました。
初めに公共土木事業におけるCM方式として、震災以前に検討されていた官民のマネジメント業務の変化についての解説がありました。
次に震災復興事業におけるCM方式として、東北地方整備局が進めている事業促進PPPの導入による三陸沿岸道路の早期整備の取り組みと、UR都市機構が国、地方公共団体からの要請を受けて進めているCMを活用した震災復興事業の契約方式、実施体制及び進捗状況についての報告がありました。発注者と受注者が連携したマネジメントの実施、コストプラスフィー契約、オープンブックの導入及び地元企業の優先活用等の新たな仕組みが解説されました。
最後にCM方式の発展に向けて、品確法、入契法、建設業法の三位一体となった制度改正や施工者の早期事業参画を促進させる英国ECI契約のフローの紹介がありました。
講演後会場からは活発な質疑があり、今後のCM方式の展開も示唆された中身の濃いフォーラムであったと思います。 また、意見交換会では約20名の参加を頂きまして、小澤先生を囲み盛況にて終了いたしました。
なお、震災復興CM事業をテーマとするフォーラムの第2弾は、受注者から講師を招き3月20日に開催されます。ご期待ください.
講義の様子①
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講義の様子②
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