CM選奨2016 審査総評

2015年度CM選奨への応募件数は、昨年度を3件下回る18件であった。審査委員会は、事前に公表されている8名の審査委員で構成した。
第1回審査委員会は2015年12月9日に開催し、応募のあった18事例について記載内容を検討し、すべてを審査対象とすることを決定した。次に、CM選奨、最優秀賞、優秀賞、特別賞の審査要領について討議を行い、その要領を定めた。さらに、各審査委員が全ての応募事例の資料を精査することとし、その評価を5段階方式で採点した上で、講評とともに第2回審査委員会に提出することとした。なお、応募事例及び応募者と深い関係にある審査委員は、当該応募事例の審査及び議論には加わらないことを申し合わせた。
第2回審査委員会は2016年1月20日に開催し、事前に提出された講評・点数を踏まえて各審査委員から意見が述べられた後に、審議を行った。その結果、評点の上位14位までをCM選奨候補として選定することを決定した。またCM選奨候補の中から、最優秀賞、優秀賞及び特別賞候補として5件を選定し、そのヒアリングを第3回審査委員会において実施することとした。
第3回審査委員会は2016年2月17日に開催し、上記の5件に関するヒアリングを実施した。ヒアリングは個別に行い、候補者から応募事例について説明を受けるとともに、審査委員から質疑がなされた。ヒアリング終了後、各審査委員が4段階方式で採点し、意見を述べた後に、審議を行った。審議の結果、最優秀賞1件、優秀賞1件、特別賞1件を選定した。
上記14件の受賞候補を地域別にみると、北海道・東北地区3件、関東・東海地区7件、関西・中国・四国地区2件、国外2件となった。また、用途別では住宅のほか、業務施設、商業施設、教育施設、物流施設、宿泊施設、生産施設を含み、多岐にわたっている。なお、今年度は土木施設の応募は無かった。
以上のとおり、審査委員会はCM選奨最優秀賞1件、優秀賞1件、特別賞1件、選奨11件、計14件を受賞候補として理事会に推薦することとした。