カリキュラム

CMガイドブック集中講座は、これからCMに取り組もうと考えている方を対象としており、CMに関わる人材の育成・技術向上を目指しております。また、認定コンストラクション・マネジャー(CCMJ)資格試験に挑戦しようとする方の知識の整理や、問題解決能力の向上にも役立つ内容になっています。

なお、今年度より「問題解決編」の課題を一新しております。過去に受講された方も、奮ってご参加ください。

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)予防対策について

開催について

今年度ガイドブック集中講座は、以下の感染防止対策を講じて開催致します。

  • 1.5~2mの受講者間の離隔距離確保
  • ワークショップの中止(両日とも講義形式での開催)
  • 非接触体温計による受講者の検温
  • 定期的な会場換気と、会場設備・什器備品のアルコール除菌
  • 講師および事務局員のフェイスシールド・ゴム手袋着用

その他、「事業者向け東京都感染拡大防止ガイドライン (20)学習塾」に準じた対策・対応を行ってまいり ます。

受講者へのお願い

  • 当日37.5℃以上熱のある方、咳症状のある方はご参加頂く事が出来ません。予めご了承ください(資料の発送をもって出席に代えさせていただきます)。
  • マスクを持参のうえ、会場内では着用をお願い致します。また、こまめな手洗いとアルコール消毒にご協力ください。
  • 講義中、咳等の症状が続く場合は、恐縮ですがご退室をお願いする場合があります。
  • 講師や事務局員に体調の異常がみられた場合には、開講を中止させて頂く場合がありますことをご了承ください。

知識編

  • 日程 東京会場2020年7月25日(土)、
    大阪会場2020年7月26日(日)
  • 講義時間9:30~16:50
    (開場は9:00からです)
  • 講座主任 東京会場能村 商栄 (明豊ファシリティーワークス株式会社)
    大阪会場未定

知識編カリキュラム

1時限目 9:30-10:30

CMの概要・CMの業務フロー・CMガイドブックの全体構成

講師

東京会場林 友一(株式会社竹中工務店)
大阪会場未定

CMガイドブックでは、CMrが実際に行う業務を建設プロジェクトの段階別に、具体的・実用的に説明している。実際のプロジェクトでは、これらの業務をすべて行うことは少ないと思われるが、部分的に行う場合でも、全体の流れの中での位置づけを知ることにより、その業務のあり方を理解することができる。そこで、CM業務の概要と業務フロー、およびCMガイドブックの全体構成について解説する(旧ガイドブックからの変更点説明を含む)。

2時限目 10:40-11:40

共通業務-その1【一般事項】

講師

同上

プロジェクトの円滑な進行のためには、プロジェクトの全期間を通して定常的に行わなければならないインフラストラクチャー的な業務がある。これらを共通業務と位置づけ、「その1」では、「その2」で扱う選定・発注以外の部分についてまとめて解説する。
中心的な内容は、意思・要求・情報などのアウトプットを明確に伝える伝達方法の構築と運営に関わる業務、コスト・スケジュールをはじめとして、あらゆるマネジメントに関わるリスクへの対応などである。

3時限目 11:50-12:50

共通業務-その2【設計者・施工者・監理者の選定・発注】

講師

東京会場古川 伸也(日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社)
大阪会場未定

設計者や施工者、監理者の調達マネジメントは、CMrとして最も期待される業務のひとつである。CMrはこれらを選定するために、選定方法(発注区分・入札方式などを含む)を策定し、選定用資料の作成を行う。また、事前に策定した方針に従って選定・評価を実施する。
共通業務「その2」では、これらの選定・発注方式の基本的な概要、選択のポイント、選定手順等について解説する。

~昼食(40分)~

4時限目 13:30-14:30

事業構想・基本計画におけるマネジメント

講師

同上

基本計画の前に、事業主体(発注者)が主に行う事業構想がある。この段階では、CMrはCM業務計画書を作成するとともに発注者の事業構想策定を支援し、事業構想の概略書を作成する。
基本計画においては、CMrはプロジェクトの目標、要求条件、制約条件、マスター・スケジュール、概算事業費等を整理した、プロジェクト基本計画書を策定する。以上の内容について解説する。

5時限目 14:40-15:40

基本設計・実施設計におけるマネジメント

講師

東京会場合内 祥之(株式会社山下PMC)
大阪会場未定

基本設計からそれに続く実施設計においては、設計の内容がより具体的かつ詳細に進展して行くが、CMrの業務項目はほぼ共通である。そこで、「基本設計・実施設計におけるマネジメント」としてまとめて解説する。
CMrは、設計者にプロジェクト基本計画書に基づき、設計方針書・設計スケジュールの作成を依頼し、設計与条件との適合を確認する。また、設計業務を支援し、設計内容のモニタリングや専門技術に関する助言を随時行う。完成した設計図書については、施工性・コスト・スケジュール・品質・専門技術等の観点から審査・確認し、発注者に報告する。以上の内容について解説する。

6時限目 15:50-16:50

工事施工・完成後におけるマネジメント

講師

同上

工事施工におけるCM業務は、工事契約の方式にもとづく施工パターンにより大きく異なる。CMrは、プロジェクト基本計画書・CM業務計画書をもとに、発注者、設計者、工事監理者、工事施工者、およびCMr自身の業務内容と業務範囲を、CM業務説明書としてまとめる。
工事着工前には、各施工者から提出された施工計画書などについて、確認・調整を行い、着工に備える。着工後は、計画の実施状況を随時確認して行く。また、主要な会議体を統括し、工事が円滑に進むよう関係者間の調整を行う。
竣工・引き渡しにあたっては、計画されたものが実現できているか確認し、発注者を支援して検査を行う。また、最終工事費支払請求を検討・確認し、引き渡しに立ち会う。
完成後では、契約書で定められた瑕疵に対する処置について、必要な調整および確認を行う。以上の内容について解説する。

問題解決編

  • 日程 東京会場2020年8月1日(土)、
    大阪会場2020年8月2日(日)
  • 講義時間9:30~16:50
    (開場は9:00からです)
  • 講座主任 東京会場小菅 健(株式会社竹中工務店)
    大阪会場未定

問題解決編カリキュラム

1時限目 9:30~11:40

用語の理解と問題解決①

講師

東京会場小笹 徹(スタジオ オー 代表)、片田 和範(立命館大学 客員研究員)
大阪会場未定

CMガイドブックに記載されている用語について、自ら問題を解くことにより正しく理解する。 また、仮想プロジェクトをもとにした課題演習により、CMとしての問題解決のプロセスや対応方法について学ぶ。講師陣が実務経験を踏まえた助言を行うことにより、講義内容の理解を促進する。

~昼食(50分)~

2時限目 12:30~16:50

CM手法の理解と問題解決②

講師

東京会場小笹 徹(スタジオ オー 代表)、片田 和範(立命館大学 客員研究員)
大阪会場未定

CMガイドブックに記載されているコストやスケジュールの計画・管理手法について、自ら問題を解くことにより正しく理解する。また、仮想プロジェクトをもとにした課題演習により、CMとしての問題解決のプロセスや対応方法について学ぶ。講師陣が実務経験を踏まえた助言を行うことにより、講義内容の理解を促進する。