第50回CMAJフォーラムが4/25(金)18:30~開催されました。
オートデスク 梶浦久尚様を講師に招き、「BIMとCMと海外PJ~BIMのマネジメントへの応用」について講演いただきました。当日は、本部の参加者50名に加え、インターネット中継で関西支部から5名、九州支部から6名が参加しました。
今回のフォーラムは今後の日本の建設業が向き合うであろう「グローバルな方法とは?」をキーワードにして発表されました。氏の海外でのBIM活用の案件を通して、誰もがわかる・納得できる・方法として下記の項目についてBIMの重要性を述べられました。
・BIMによるPJの見える化(図面表現を超えたコミュニケーション)
・BIM情報の活用によるPJチームの情報連携の強化及び、生産性と品質の強化
・BIM情報による創造的活用による技術(ビジネス)への応用
・BIMを使ったCM手法の構築(伝達・共有・説得・リスク回避・工程管理・出来高計算、他)
などです。
これからの日本の建設業界は、世界経済のグローバリズムに大きく影響されてくることでしょう。これは、従来の「巧み」の技術に依存した産業構造の脱却を意味します。
また、私たち日本社会は目を逸らすことのできない深刻な高齢化と人口減少(海外労働者の受入)の波を越えなければなりません。氏は、ITを利用したマネジメント手法の確立が今後の日本社会に最も重要な技術であると提唱されました。
講演後、BIMのマネジメント活用について活発な質疑があり、中身の濃いフォーラムであったと思います。
フォーラム後の意見交換会では約20名の参加を頂きまして、梶浦様を囲み盛況にて終了いたしました。
<p style="text-align: center;">講義の様子<br />{mp4}cmaj-forum/cmf50{/mp4}</p>