認定CM資格

2024年度試験受験案内

受験要件

CCMJ

CCMJを受験される方は、建設プロジェクトにかかわる3年以上の実務経験が必要です。実務経験の申告にあたり虚偽の申請が判明した際は、試験合格は無効になり、また、登録資格は抹消されます。

表1 実務経験として認める業務例

想定される
主な業種
建設プロジェクトに
関わる業務
CM 会社、建設コンサルタント、
設計事務所、積算事務所、
建設会社、専門工事会社など
1.PM・CM、2.設計、3.工事監理、
4.発注調達、5.施工計画、6.品質管理、
7.予算・コスト管理、8.工程管理、
9.安全衛生管理、10.環境管理、
11.現場管理全般、12.技術研究開発
官公庁 21.建設行政、22.営繕業務
民間発注者・
不動産(開発・仲介)など
31.建設調達管理、32.維持管理、
33. プロジェクト管理
大学院、大学、高等専門学校、
短期大学、高等学校、研究所など
41.建設及び開発行為等に関わる研究や教育
(教授、講師、教師等としての実績)

※業種に関わらず、建設プロジェクトに関わる業務経験であれば、実績として認める。

※「41.建設及び開発行為等に関わる研究や教育」には、学生としての研究は含まない。

ACCMJ

特に、受験資格は問いません(どなたでも受験できます)。

試験の出題範囲

知識試験(CCMJとACCMJ)

知識試験は、CM業務を行うために必要な知識について、択一式を原則として約50問程度を出題します。出題範囲と主な内容は、以下の通りです。また、ACCMJ合格者は、次の特別措置が受けられます。

※ACCMJ合格者の特別措置;ACCMJ合格後5年以内にCCMJを受験する場合は、知識試験が免除されます。

出題範囲

CMの概要 CMの概要について出題します。

  • 1)CMの定義
  • 2)CMrの業務
  • 3)CMrの必要性
  • 4)CMrの法律的責任
  • 5)CMrの倫理
  • 6)その他

CMの業務 建設プロジェクトの各段階(基本計画,基本設計,実施設計,工事発注,工事,完成後)で必要なマネジメント業務について出題します。
その中で問われる主たるマネジメント要素は次の通りです。

  • 1)全体
  • 2)コスト
  • 3)スケジュール
  • 4)デザイン
  • 5)調達
  • 6)施工・安全
  • 7)品質

CMの理論・技術・手法 CMに必要な理論と技術及び手法について出題します。

  • 1)プロジェクト運営
  • 2)発注者の事業計画
  • 3)コスト
  • 4)環境
  • 5)スケジューリング
  • 6)品質
  • 7)リスク
  • 8)契約
  • 9)保険
  • 10)その他

注)出題範囲と内容は、日本CM協会発行のCMガイドブック及び”CM業務委託契約約款・業務委託書の解説”に基づいて、およその目安を示したものです。

能力試験(CCMJのみ)

能力試験は、CM業務をなしうる能力について、以下に示す形式で出題します。

能力試験の出題形式

  • 事例解決 設問で設定した建設プロジェクトについて、問題点の指摘や解決方法の提案を求める記述式問題です。
  • 経験論文 与えられたテーマについて、自らの経験に基づいて論述する問題です。

過去の試験問題

過去の試験問題を掲載した当協会の機関誌バックナンバーを販売しています。詳しくは「出版物」のページをご覧ください。

CCMJ資格更新対象者は5年間のCPDポイントが合計50ポイント以上となる様に、CPDポイントを下記の「CPDポイント申請」から申請してください。
CPDポイントはCPD研修を行った直後より申請可能で5年間ポイントを蓄積可能です。

自動加算について

  • ① 2021年3月までの自動加算ポイント、② 2024年3月31日までに申請されたポイントは合算して個人ページに記載しています。

日本コンストラクション・マネジメント協会(日本CM協会:CMAJ)は、日本においてコンストラクション・マネジメント(CM)という建設生産方式とコンストラクショ ン・マネジャー(CMr)という職能を確立、普及させていく目的で、2001年4月に設立されました。
その後、上記目的を実現するためのCM資格制度確立に向けた検討を経て、2005年より、下記の4つの目的のもとに、認定コンストラクション・マネジャー(CCMJ)資格試験を実施しています。

  • 1)日本におけるCM職能の適切な発展・普及に寄与する。
  • 2)CM職能を目指す人の指針となる。
  • 3)CMに関する教育のガイドに寄与する。
  • 4)CM市場の適切な発展に寄与する。
近年の資格試験受験者数と認定CM資格(CCMJ)登録者数の推移

CCMJ資格は当協会独自の資格制度ですが、日本で唯一のコンストラクション・マネジメントに関する認定資格として、今日では多くのCM業務プロポーザル等において参加資格要件とされていることに加え、国土交通省が2020年9月に公表した「地方公共団体におけるピュア型CM活用ガイドライン」にも引用されています。

資格試験の種別

CCMJ(Certified Construction Manager of Japan)

建設のプロフェッショナルとしての経験を有する者に対して、知識試験と能力試験を実施して、CM業務をなしうる者を合格とする。


ACCMJ(Assistant CCMJ)

応募者に対して、CCMJ と同様の知識試験を実施して、CM 業務を行うために必要な知識を有する者を合格とする。
※ACCMJ合格者の特別措置;ACCMJ合格後5年以内にCCMJを受験する場合は、知識試験が免除されます。

試験日程と時間【2023年度予定】

知識試験と能力試験は下記の日程で実施します。

知識試験: CBT試験(択一式試験)

8月19日(土)~27日(日) (試験時間は120分)

期間中に希望の受験会場(全国47都道府県で委託先が運営する約300カ所のテストセンター)と受験日時を選択

能力試験: CBT試験(論述試験)

9月3日(日) ①10:00~12:00/②12:30~14:30(試験時間は120分)

指定日における2つの時間帯(①または②)から選択

試験会場【2023年度予定】

試験会場:全国47都道府県のCBTテストセンター(約300ヵ所を予定)

各会場の詳しい場所については、受験申込受付が開始いたしましたらCBT試験申込サイトにて公開します。

なお、試験会場であるCBTテストセンターは全国にありますが、各会場ごとに定員が設定されています。

満席となりますとご希望に添えない場合もありますので、お早めにお申し込みください。

資格取得までの流れ【2023年度】

  • 試験情報・受験案内の公表5月中旬~当協会のホームページに掲載
  • 受験申込受付(申込先:CBTソリューションズHP)2023年6月1日(木)~7月31日(月)
  • 知識試験実施(CBT試験)2023年8月19日(土)~27日(日)(全国のCBTテストセンター)
  • 能力試験実施(CBT試験)2023年9月3日(日)(全国のCBTテストセンター)
  • 合格発表2023年10月27日(金)

資格試験の詳細は「資格試験情報」をご覧ください。

資格登録 (CCMJのみ)

資格登録は、CCMJ資格を取得するために必須の手続きです。CCMJ資格試験の合格証の有効期間中に、資格登録の手続きを行なって、CCMJ資格者証の交付を受ける必要があります。資格登録に際しては、有効なCCMJ試験の合格証を有することと、日本CM協会の会員になることが求められます。

  • 登録申請受付11月上旬~
  • CCMJ資格者証の交付12月上旬

登録更新

CCMJ登録証は交付後5年間有効です。有効期間中に日本CM協会が実施する資格登録更新制度に基づく継続能力開発(CPD)を行う必要があります。詳しくは「CPD研修・資格更新」をご覧ください。