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広島工業大学で普及委員会が特別講義

7月6日、広島工業大学 環境学部建築デザイン学科の特別講義として、日本CM協会 普及委員会の服部委員と高草委員の2名が講師となり、「 コンストラクション・マネジメント ってなに ? 」 - これからの主役は CMr だ! - というテーマで講義を実施しました。
前半は、発注者・設計者・施工者・CMrなど建設プロジェクトの各プレーヤーの役割を説明しながら、大学の設計演習課題を模した計画における発注者側が抱える現実的な課題を紹介し、それを解決する役割としてCMという存在が必要であること中心に講義しました。また、中国地方の公共工事におけるCM採用事例や広島県におけるCM選奨を受賞したプロジェクトの紹介等も行いました。
後半は、講師がコンストラクション・マネジャーとして参画した公共施設の新築プロジェクト、広島における大学寮の建設プロジェクト、小規模な古民家改修プロジェクト、海外における大規模研究所プロジェクトのなど、実際のCM業務の内容とCMが果たした役割や効果について説明しました。
教室には100名を超える大学生・大学院生が出席し、講義内容に熱心に耳を傾けていました。また、質疑応答の時間においてはCMの本質を突いた鋭い質問も出され、CMの本質や魅力を少し感じていただけたと考えています。

講義の概要
担当    環境学部建築デザイン学科 学科長 鈴木教授
      https://www.it-hiroshima.ac.jp/faculty/environment/archidesign/teacher/suzuki_koshi.html
講義名   キャリアデザイン
受講対象者 3年生(102名)、院生(10名)
時間        1コマ(100分)

 

中国四国支部設立記念セミナー

2023年2月21日、日本CM協会の新支部として中国四国支部が設立されたことを記念し、中国四国地方では初となるCM協会主催のセミナーを広島市にてWEB併用で開催しました。
中国四国地方の自治体及び設計事務所・建設コンサルティング会社、ゼネコンを対象にCM方式の理解と活用検討のきっかけとなるよう「CM方式に関わる国土交通省の取組み」、「公共施設の整備事業におけるCM方式の活用事例」、「CM方式の普及に向けた日本CM協会の取組み」と三部構成で行いました。

今回のセミナーは国土交通省よりご後援をいただき、「CM方式に関わる国土交通省の取組み」について不動産・建設経済局_建設業課_入札制度企画指導室の津國課長補佐より丁寧にご説明いただきました。また、広島県、広島市、公益社団法人日本建築家協会中国支部、一般社団法人広島県建築士事務所協会、公益社団法人広島県建築士会より後援をいただきWEB参加申し込みは55名、対面参加は24名と初回としてはまずまずのスタートを切ることができました。

CM方式の活用事例では、高知県中土佐町の「中土佐町公共施設群高台移転プロジェクト」と広島市の「広島サッカースタジアムプロジェクト」について、日建設計CMの佐々木ディレクターと山下PMCの小倉部長に加えて、発注者である中土佐町役場 総務課 財産管理係の木村様及び広島市都市整備局の吉谷部長よりご紹介いただきました。地域や規模に関わらずCM方式の導入が出来ることをご理解いただけたのではないかと思います。

当支部で初回となったセミナーには、本部や普及委員会から多大な支援をいただき連携の大切さを感じたことと、発表してくださる自治体担当者、CM会社担当者と事前の打ち合わせで本音を話す機会があり、大変さもありましたが総じて楽しかったという感想です。来年度の開催内容は未定ですが、今回、事例紹介を頂いた施設の見学や地方ならではのCM導入事例紹介等、会員への情報提供に努めていきたいと思います。

 

九州大学土木工学科でPM/CMを特別講義

九州大学の樋口明彦准教授による「土木と社会セミナー」は、学生自らが社会人あるいはCivil Engineer ・土木技術者として必要な問題意識を認識し、その解決方法を学ぶことができるよう、Civil Engineering・土木工学 だけではなく、その関連領域における最近の話題を取り上げ、実務家や専門家から解説していただくセミナー等を実施しています。学年の垣根を越えて行う合同講義で、ものの見方や考え方、価値観の異なる多様な人との交流も目的としています。

1月20日の「土木と社会セミナー」では、日本CM協会の普及委員が講師となり、PM/CMをテーマに下記内容の特別講義を行いました。
1.マネジメントとは何か
 ―PM/CMの過去・現在・未来―     講師:虎谷彰(山下PMC)
2.PM/CM事例研究
 ―公共土木事業におけるPM/CM―    講師:森山秀一(建設技術研究所)
3.土木事業のPM/CM発注者と受注者のあるべき姿
 ―PM/CMに関する意識改革についてー 講師:宇津橋喜禎(建設エンジニアリング)

聴講した土木工学科の学生約80名からは、「PM/CMはどういう時にやりがいを感じますか?」、「CMrを目指す場合に学生時代に心掛けることは何ですか?」など活発な質問があり、新たな職能としてのPM/CMに対する関心の高さが伺えました。

 

月刊体育施設にCM方式特集記事掲載

「月刊体育施設 2022年12月号」に、特集記事として「スポーツ施設建設プロジェクトにおけるコンストラクション・マネジメント方式」が掲載されました。この特集は、発行会社の㈱体育施設出版からの協力依頼により、広報委員会が対応いたしました。同誌は発行部数18,000部/月で、主に官公庁の教育委員会・都市計画課・公園緑地で購読されています。