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建設技術展2024年関東・C-XROSSに出展

日本CM協会は、11月13日~14日に開催された建設技術展2024関東(Construction‐Xross2024)に出展しました。
2022年、2023年に引き続き3回目の出展です。

日本CM協会のブースに来場された多くの方々に、コンストラクションマネジメントについて説明を行いました。
またステージでは、特別イベントとして「学生の私たちが考える、マネジメントの可能性とキャリア」と題したパネルディスカッションを開催。
昨年実施した「第3回学生エッセイコンテスト」入賞者と日本CM協会会長の川原秀仁が登壇。ファシリテーターはCMアソシエイト・交流委員会の杉浦智也がつとめ、会場を盛り上げました。


  • 日本CM協会ブース

  • パネルディスカッションの様子

  • パネルディスカッション登壇者

左から、
CMアソシエイト・交流委員 杉浦智也
広島工業大学 土井究太氏
東京藝術大学 前田帆南氏
芝浦工業大学大学院 大野実拓氏
川原秀仁会長
CMアソシエイト・交流委員長 三河一喜

▼学生エッセイコンテスト2023
https://cmaj.org/index.php/ja/site-pages/2969

 

九州支部_公共CM活用セミナーレポート

2024年度九州支部_公共CM活用セミナーを10月18日(金)に開催しました。今回もCM方式に関心をお持ちの自治体、更には設計事務所・建設コンサルティング会社等の方々に CM方式の最新動向と業務領域拡大の参考となるように「多様な入札契約方式の導入における留意点」をテーマに「多様な入札契約方式の導入・活用における国土交通省の取組み」、「CM方式活用+ECI方式導入による公共施設の整備事例」、「多様な入札契約方式の導入における留意点に関する座談会」の三部構成で実施しました。

参加者は会場参加26名、WEB参加4名と若干小規模ながら参加者や講演者の活気みなぎるセミナーとなりました。

開会に先立ち八島支部長から、近年、自治体からもCM方式に関して興味関心が寄せられるようになっており、CMの普及に邁進したいと挨拶されました。

本セミナーは、国土交通省の後援を得て、「多様な入札契約方式の導入・活用における国土交通省の取組み」について国土交通省 不動産・建設経済局 建設業課 入札制度企画指導室の安達課長補佐よりご講演頂きました。

続いて、CM方式活用+ECI方式導入による公共施設の整備事例として「やぶ市民交流広場YBfab整備プロジェクト」について阪急コンストラクション・マネジメント株式会社の高草CMグループ長よりご紹介頂きました。地方の市民交流広場の建設にCM方式を活用してECI方式の導入を選択した事例を詳細に説明して頂き、今後、九州地域においても活用できそうな事例で、大変参考になる事例でした。

座談会では「多様な入札契約方式の導入における留意点」をテーマに、講演頂いた登壇者の方に加え、CM協会・川原会長と九州支部・八島支部長を交え、中央と地方がコンソーシアムを構築して地域に根付くCM活用について具体的に意見を交わしました。更に、参加頂いた地方自治体の担当者からも人材不足や入札不調対応としてのCMの活用に期待を寄せているとの意見がありました。

  • 写真 開会挨拶をされる八島支部長
  • パネルディスカッション

 

2024年度 東北支部_公共CM活用セミナー

9月27日、東北支部主催による公共CM活用セミナーが秋田市で開催されました。
本セミナーは、国土交通省及び秋田県、秋田市の後援を得て、主として秋田地域の自治体様へ向けて国交省、当協会が推奨する「ピュア型CM方式」を理解頂くことを目的として開催致しました。秋田県に於いては、20数年前に、国内でもいち早くCM方式を採用し(現在でいうアットリスク型に類似したCM方式)数件の公共事業で採用された実績がありました。しかしながら、当時採用されたCM方式では、リスクに対する認識も経験も十分ではなく、特に工種間の責任の境界の不明朗さから生じる業者間の意思の疎通がうまくいかない事例などが続発し本来のCM方式の特徴を理解されないまま現在に至った経緯がありました。
 今回はこの状況を払拭し、これからの建設プロジェクトの推進における本方式が正当に活用されることを願い、国交省からのテーマを「地方公共団体におけるピュア型CM方式活用ガイドラインについて」、当協会からは「地方自治体の建設プロジェクトが直面する課題と解決方法」、自治体OBからは「公共建築整備支援について」を、纏めとしてそれぞれのお立場からご意見をお聞きしたいと思い、パネルディスカッションの3部構成で行いました。
9月末とは言え、朝から日差しも厳しい日ではありましたが、会場参加34名(自治体関係者20名)、WEB参加21名(自治体関係者9名)、当日飛び込みの参加も数名あり、関係者を含めて会場は満席状態となり盛況な雰囲気となりました。

第一部は、国土交通省 不動産・建設経済局 建設業課 入札制度企画指導室の安達課長補佐より「ピュア型CM方式」を分かり易くご説明頂きました。

第二部は、初めに当協会 川原会長より「~事業を成功に導くマネジメント手法としてのCM方式~」を副題とし、CM選奨事例を紹介しながら説明頂きました。次に、以前は宮城県職員として発注側に在籍されていたこともある 一般財団法人宮城県建築住宅センター 三浦理事長より それぞれ発注者又はCMrとして具体的な関わり方をご説明頂きました。

第三部は、東北支部髙野副支部長がファシリテーターとなり、第一部、第二部の講師を交えたパネルディスカッションを行いました。参加者からは積極的に疑問・質問があり、講師たちはそれぞれのお立場から丁寧に回答下さいました。QRコードからアンケート回答をお願いしましたが、WEB参加の方たちからも、事業におけるCMrの役割が理解できた、CM導入による品質・スケジュール・コストの効果が理解できたなど様々な感想がありました。
週末にも関わらず、自治体関係者からは多数の参加を頂き、主催側としては3時間のセミナーはどうかと迷いながらの開催ではありましたが、貴重なご意見を賜り今後のセミナー内容を企画する上で、実りある時間となりました。

 

普及委員会

10月2日、北海道大学工学部_北垣教授のご支援ご協力をいただき、建築生産の第1回講義の中でPM/CMをテーマとする特別講義が大学講義室にて開催されました。
受講生は環境社会工学科_建築都市コースの3年生約50名でした。

日本CM協会の委員が講師となり、下記内容の講義を行いました。

マネジメント概論
―PM/CMとは何か―
What is Project Management/Construction Management?
講師:村田達志
事例研究①  Case study Part 1
―大型プロジェクトの建設におけるPM/CM ―
PM/CM in the construction of large projects
講師:虎谷 彰
事例研究② Case study Part 2
―建築生産と地域づくり―
Creating Facilities, Building a Community
講師:高木啓司

講義後に、受講した学生から下記感想(抜粋)をいただきました。
・とても興味深い講演会でした。コンストラクションマネジメントは、施工と設計の全体をマネジメントする重要な役割を担っていることを理解しました。
・知らない職種CMというものをしれて良かったです。あと初めの概論がわかりやすく、後の事例紹介が頭に入りやすかったです。
・自分の関心としてまちづくりがあるなかで、関連するような話題もところどころにあって今回の講義に参加できてよかったと感じました。
・建設業界において、設計や施工、また材料生産のほかにマネジメントという1つの分野が確立されてことを初めてしりましたが、その重要さに驚きました。ニーズが多様化して複雑化し、ステークホルダーが多くなりがちな現代社会ではこれからも益々必要になるのではないかと思います。マネジメントの具体的な仕事や戦略コンサルティングの考え方、大変勉強になりました。

新たな職能であるPM/CMに対する学生の関心の高まりを知り、とても有意義な講義になりました。

北海道大学でPM/CMを特別講義
北海道大学でPM/CMを特別講義